ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

ご無沙汰しております

もうすっかりブログへ移行されている中でのダイアリーは取り残され感満載ですが、実際取り残されいるので、開き直ってこのままで。


相変わらずの日々です。レッスンの時だけ持っているフルートも山あり谷ありながら根気強い師匠に支えられつつ続けていると、「継続は力なり」という言葉が脳裏をよぎります。


こちらをご無沙汰している間に起きた大きな出来事は、飼っていた♀が病気で亡くなったこと、それから7か月後に新しい猫2匹とともに暮らし始めたことです。
♀は肺がんだったようです。咳が続き、呼吸が苦しそうだったので受診したら、レントゲンでは肺が白っぽく写るようになっていました。毎日の服薬、どんどん失せる食欲と亡くなる一月前の毎日の通院による投薬を兼ねた点滴。だんだんと動けなくて横たわる時間が長くなっていたけれど声をかければ何らかの反応をしていた大切な命は、最後のひと鳴きとともに火が消えました。それは嘘のようで、ぬいぐるみのようにくにゃくにゃした、まだ温かい猫を抱いて、悲しみと猫が苦しい思いから解放されて良かったと思う気持ちがぐちゃぐちゃになった中でボロボロと泣きました。


その後、再び猫を飼いたいと思えるようになり、動物病院に保護された2匹の姉妹と思われる子ネコを譲り受けました。小さくて、おどおどしていた子ネコたちは、身体は成長してきたものの行動はまだお子様で、怒られても懲りない猫になり、穏やかなまま過ごせた日はありませんが、それでもこんな日が一日でも長く続いて欲しいと願っています。

演奏会

所属しているフルートアンサンブルの年に1度開催する定期演奏会が無事に終演した。第10回目を迎えた。
これまでのレパートリーを中心とした(もちろん新曲も組み込んだ)プログラム。


いつでも演奏するこちらは必死で、現在の自分達の状態は把握できないけれど、指導や賛助でいらっしゃる先生方からすると、それなりに感慨深かったらしい。
示されたこれからの課題は難しくて、数多くの覚悟も求められているように感じる。
そして、今日できたことは、もう出来て当たり前のことと扱われる怖さ。


この演奏会を機に解散になるのではと思えた時期もあったけれど、打ち上げの席では指揮者から自然と来年の話が出てきた。
来年はどんな演奏を出来るだろう。


10回の演奏会を機に、少しだけ会の体制を一新。私はなぜか会の代表に就任。
なごやかで無邪気でお茶目なメンバー達からは想像できないような、表情多彩な音楽を繰り広げられるようにしたい。

久しぶりの吹奏楽

フルートについて不調であることや日程の都合がつかなかったりで、本拠地とする吹奏楽団を長らく休んでいる。
このことを知ってる、一緒にアンサンブルで活動する友人が、友人が所属する団体の演奏会への参加を誘ってくれた。日程は都合つくし、やってみようかなと思えたので引き受けることにした。団員さんも含め、本番までひと月前からのスタートということで、一緒にやっていけるかなと思えたのが一番大きい。その代わり土日の午後は練習に充てることにはなりましたが。

吹奏楽の中でのフルート」をどうしたら良いのか、しばらく悩みましたが、前日からの本番で使用するホールでの練習で感覚をつかめた気がしました。あれこれ試しては微調整を本番午前中まで繰り返しました。御蔭で本番では演奏に集中することができて、懸案な個所も上手く行き、心の中ではガッツポーズでした。人前だからという緊張は全くありませんでした。

この演奏会には、あちらこちらで指導されている先生がとある楽器で参加されていた。打ち上げの時に、その先生がみている団体へ誘ってくださるのを断ると、私が県内のめぼしい団体で演奏していないのはもったいないと、非常に熱心に口説いてくださったのは大変ありがたかったです。一緒に演奏した方からそのように思って頂けるのは大変うれしいですし、自信になりました。・・・都合がつけば、本拠地に戻ります・・・。本拠地で無事に活動できるようになれば、他団体へお手伝いへ行くのも、今ほどには問題になりません。(今回お手伝いしたところは、少々特殊な立ち位置にある団体なので、ギリギリ許される感じです。)

得るものが大変多い演奏会(練習も含む)でした。声を掛けてくれた友人に感謝です。

前へ進む

所属するフルートアンサンブルのグループは、秋の定期公演と、春の公共施設との共催による小さい無料の演奏会の2回を行っている。先日、春の演奏会を開催した。

春の公演は1時間程度、演奏人数も秋と比べると少ないため、規模も1曲当たりの時間も比較的小さい曲でプログラムを組みます。
今回の演奏会では、フルートの曲として有名な、ビゼーの「アルルの女」の「メヌエット」、「カルメン」の「間奏曲」がプログラムに含まれました。そして、師匠からの指名で、カルメンの間奏曲のフルートソロを担当することとなりました。

相変わらず練習できたわけではありませんが、この曲で今できるほとんどのことを人前で演奏できたと思います。その意味では合格点です。

発表会でもどうにかこうにかやれて、スランプを脱せたかなとは思いましたが、実の所半信半疑でした。この演奏会での経験から、脱スランプを信頼して良さそうだという手ごたえを感じました。スタートラインに戻れたようです。

あとは上達することだけを考えて前へ進むのみ。

むかしのことよね

フルートアンサンブルの仲間である私よりも20歳前後歳の離れているお姉さまが、10年前の演奏会のビデオを観た感想を興奮しながら教えてくださった。
「kimuchimilkさん、かわいかったわよー!」


…過去形ですか(苦笑)
時は流れましたねぇ。

発表会

先日、フルート教室の発表会がありました。
今年の演目はGeorge BrunのRomance Op.41。小洒落た小品で、ちょっとしたパーティでの演奏にも合いそうな曲です。今回初めて知ったのですが(曲は師匠から提示された)、良い作品を教えて頂きました。でも、この作曲家についてはよく分かっていないようで、調べても情報を得られませんでした。演奏の素敵さには欠けるものが多いですが、YouTubeで検索すると結構でてきます。なんだか演歌調な演奏が多いんですよね・・・。

楽譜自体は初見でも追っていけて、指の苦労もないのですが、どうすればこの曲が持つ、シャンソンに似た所もある素敵さを出せるのか、という点に苦労しました。

レッスンの時しか楽器を持っていないので、この曲もほとんど練習していません。レッスンでも1,2度通す程度。その度に師匠から、少しずつコメントを頂き、1週間考えて、次のレッスンで試してみる、の繰り返しでした。そのコメントも集約すると

  • どうすれば、サラサラと聞こえる演奏になるのか
  • どうすれば色が変わるのか

の2点に尽きました。この曲の肝ですね。

本番では練習の6割程度の演奏になってしまったけれど(久しぶりにステージの魔物に捕まった)、音の引き出しを増やしたという点で師匠が褒めてくださった。

発表会の前日のレッスンで、アルテスの2巻が終了した。スランプで音が出なくなり(本当に物理的に音が出なくなった)、思うような演奏が出来なくなって困り果てた時に、師匠にお願いして1巻からやり直しをしていたもの。まる2年掛かりました。
1巻は、楽器を持ったばかりの初心者がやる教本なのですが、ここからやり直さないとダメだと思い、しぶる師匠にお願いしたのでした。師匠も、この時期に1巻をやるなら完璧を目指さないとダメだと、かなり厳しく見てくださったのですが、これは正解だったと思っています。ここで奏法を一から覚え直せました。きっと、それまでの自分を壊して一から構築する必要があったのだと思います。
2年間、根気よく師匠も付き合って下さった御蔭で、最近はその頃に苦しんだことが遠くなってきました。今回の発表会のための伴奏合わせの時には、スランプだったなんて思えないねとのコメントも頂きました。

自分でも立ち直れたと感じるようになりました。どん底も経験して、そこから這ってきたので、不調になった時の対策も立てられるようになりました。今思えば、悪い経験ではなかったと思うけれど、だからといって、誰もが経験した方が良いよとは言えない。こんな辛いこと、経験せずに済むなら越したことはない。スランプのおそらく少なくとも5年間は本当にきつかった。レッスンの度に涙していた時期もあったし、先の見えない道は暗すぎたし。

ようやくスタートラインに戻れたかな。