ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

感想

ひとまず、現状におけるプーランクソナタの聞き比べの感想その1をメモ。

ランパル:1,2楽章は素敵。3楽章は速さを求めたためなのか、崩壊ぶりが痛々しい。そうまでしてスピードを求めたかったということなのか・・・。指定のテンポはかなり速いけれど、果たしてそれに追いついているのかは、メトロノームと比べてみないと不明。

デボスト:音色は聞き比べた中で最も好きだ。丸くて柔らかくて温かい音色。好きだ〜。難は、速いパッセージでもたついて聞こえてしまうところ。ウンディーヌでも感じたけれど、速くて機敏さを要するパッセージは苦手そう。しかし、それ以外は、本当に素敵だ。

加藤元章:安心して聞ける演奏。音がきれいだし、アーティキュレーションもきれいに決まっている。ランパルに似ているけれど、ランパルよりもずっと丁寧に演奏している印象を受ける。演奏会場が響きの長いホールのようなのだけれど、この曲の特に3楽章には不向きなのではと感じた。3楽章はもう少し残響を少なくするような演奏でも良いのではないかなと感じた。

瀬尾和紀:若さを感じる演奏。はたまた言い換えると、一番身近に感じる演奏・・・。とは言え、そのレベルに追いつけはしませんけれど。でも、好感を持てるし、楽譜には一番忠実な演奏かもしれない。その点では最も参考になる演奏とも言える。

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車内での聞き流しの印象なので、よく聞いたら不適切な感想もあるかもしれません。時間があれば、譜面を見ながら聞いてみたいです。