ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

視点を補い合うこと

先日注文した眼鏡を受け取ってきた。掛け心地が分かり易いように、今日は朝から眼鏡で過ごしていたし、眼鏡のままお店へ出向いた。


テンプル調整のために渡されたものを掛けてみると、度がきつく感じた。手持ちの眼鏡を作った店と同じ店であることから、検眼無しで同じ度のレンズで注文したのだけれど、不思議に思い、おもわず「随分掛け心地が違うんだなー」とつぶやいた。


それを聞いた店員さんが「この眼鏡はフレームがないのでフレームのあるものと比べると視界が明るいから、同じ度でもきつく感じるかも知れません」と言う。重ねて「掛けていれば慣れると思いますよ」とも言う。ちょっと納得しがたかったのだけれど、返す言葉を見つけられなかったので、そのまま受け取って出てきてしまった。


私は「度がきつく感じる」とは言わなかった。それなのに、店員さんがそのように即答したということは、フレームの有無による違いは実際にあるのだろう。それならば、注文する時にそのことを教えて欲しかったなあと後から思った。そうすれば、例えば1ランク度を落とすことも検討したのに*1。レンズメーカーが、手持ちの眼鏡とは異なることは説明を受けたけれど、度が同じならば変わりはないかと思っていたのだけれど、あるいはメーカーにより多少特性が異なるなんてことはあるのだろうか(考えにくいのだけれど)。もしあるのだったら、そのような説明も欲しかったなあ。

接客態度には全く問題は無いのだけれど、ちょっと信頼がなくなってしまったな。注文時に応対してくれた方がよく話す方だったので、尚更これらの説明の抜けたことが残念だ。私がそれらの情報を引き出せるような質問をすればよかったのかもしれないけれど、そのような視点がすっかりと欠けていた。しかし、できることなら店員さんにはそれを補って欲しかったなとも思うのだ。そこはテナントスペースなので時折店舗が入れ替わるのだけれど、以前そのスペースに入っていた別の眼鏡屋さんにもお世話になったことがある。そのお店に長らく居た技術さんを私は大変信頼していたので無意識のうちにその方と比較してしまうのだけれど、同じラインには並べていないなあ。その技術さんは、こちらの質問に的確に答えた上で、長所や短所他、こちらに欠けている視点も加えた説明をしてくれたし、出来上がった眼鏡に不満を感じたことも無かった。


受け取って3時間以上、今も新調した眼鏡を掛けているけれど、まだ慣れない。


ちなみに掛けた時の変身ぶりには現時点では満足している。

*1:今思い返すと、随分と前に別の眼鏡屋さんでそのような説明を受けたことがあるかもしれないという気がしてきました。