難しい干渉の仕方

中国、海洋汚染深刻　赤潮５年で４５３回　汚水たれ流し８割

黄海や東シナ海に流れ込む中国の排水の８４％が基準値を超える汚染水であることが、二〇〇五年中国海洋環境質量公報で明らかにされた。赤潮発生数もこの五年で四百五十三回に達し、汚染による「有害赤潮」の発生は昨年三十八回に及んでいる。二日の国営新華社通信は中国海湾の「生態系健康状態」について、「悪化がさらに激化」と警告している。

かつての日本でも環境について似たような状況があったと思うのだけれど、その頃と比べると今は随分と良くなっていると思う。どのような道を辿ってきたのだろう。他国からの干渉が必要なのかな。そうだとしたら「一国のことだから干渉するな」のような批判を受けることなく望ましい方向へ進むためには、どのように干渉していけばよいのだろうか。

中国の海洋汚染は近隣国にも及ぶことが懸念され、日本近海で問題になっているエチゼンクラゲの大量発生とも関連性が指摘されている。

海は繋がっている。ひとつの国だけのものではないのだ。ひとつの国だけの問題でもないのだ。