ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

車椅子マーク:駐車場に健常者 苦情急増

毎日新聞 2006年3月7日 3時00分 (最終更新時間 3月7日 9時23分)を読んで。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060307k0000m040128000c.html


ものすごくむかついているので、口悪く。

スーパーが込み合う土曜(4日)の午後、千葉県内の郊外型スーパーの駐車場で、車椅子マークを付けた車を追った。5時間で約30台が障害者用区画に止め、うち健常者らしい数台の運転者に聞いた。

  • 「(車椅子マークは)おしゃれで付けてます。ごめんなさーい」
    • 足切りなさい。そうすれば良心の呵責無しにおしゃれできるし駐車場を使えるよ。というか、良心の呵責があるのか?
  • 「足の悪いおばあさんがいる。今は乗せてないけど」
    • →該当者がいないのならマークはずしなさい。そうでなければ普通の駐車場使いなさいよ。あなたに使う資格無し。


 そういえば、車椅子マークってシール式のしか見たことないような気がします。マグネットのとか吸盤で貼り付けるのとかあるのかしら。障害を持った本人は運転出来なくて自家用車利用ではいつも家族が運転しているということはあるでしょうから、車内に該当者無しということもあるでしょうし、その場合は取り外しできる方が適切なように思うのですけれどね。


 「家族に外見で分からない障害がある」と言っている方がいたそうなのですが、先日のlunaticさんのコメントによれば、これは理由になりにくいですよね。内疾患等で距離を歩くのが難しい方なら車椅子で押してもらって移動する方がベターでしょうし。物議を醸すとは思うのですが、何らかの線引きが必要なのではという気もします。極端に設定すれば、移動時に(松葉)杖や車椅子が必要な人だけを対象とするとか。現在の店舗は、店舗内の移動こそ車椅子でも可能でしょうが、商品の陳列場所に入るのは難しい場所がまだまだ多いように感じられます。スペース上仕方がないのかもしれませんが(と済ませる問題でもないと思いますが)、特にテナントショップなど、まず車椅子の方に対する配慮は感じられません。商品の陳列もですが、何よりも棚の間隔が狭い。普通に歩いている私でも自分の荷物が商品にあたらないかと気遣いながら歩くような場所が多く、車椅子が入るのはまず無理でしょうという配置の店は多いです。実際、そのような店で車椅子の方がはからずも通路をふさいでしまって恐縮し、困惑している場面に遭遇したことがあります。これは改善すべきことです。ただ現状においては、健常者が自由な買い物と身障者用駐車場の利用を天秤にかけたら、前者を取ることでしょう。


 利用対象の範囲が今ひとつ明確ではないことが、色々と難しくしているように思うのです。線引きがあることで、どうみても対象外でしょという人には、駐車場で見かけた人全員がその人達に白い目を向けるとかできると良いのでしょうけれど、今は、濡れ衣を着せてはいまいかという不安からそれも出来ないですし。かかわりたくないような人達だと、もっと難しいですし。おそらく、まったく関係のない他人からのイタイ視線が、一番効果的なのだと思いますけれども。


 健常者の悪用にのみ不利益を与えることができる方法はないでしょうかね。