責任感
「やり遂げなければ」と力んでしまうことは自然なことかもしれない。そして、残念ながらその気持ちと実際の動きが空回りして、結果として余り良い結果を出せないということもあるだろう。少なくとも私はそういうことが多かった。特に楽器演奏で。
でも、責任感って力を入れて自分を締め付けることではないんだよなあと、最近ぼんやりと思うようになった。本当の責任感は、自分がベストを尽くせる状態に自分を持っていくこと。締め付けることではなくて、無駄に力を入れて締め付けそうになる自分を、いかに平静に保ち、身動きのできる自由を与えられる環境に置くかということ。
楽器演奏において、緊張や怖さから力の入る自分の身体から力を抜くことは、実はとてもコワイ動作なのだ。そのコワサに耐えて自分の身は自由に保ち、結果として成果を挙げることが、本当の責任感なのではないかと思うようになった。怖さに従って締め付けながら頑張ることではなく、怖さに逆らって自由を得ることが大切。
ああ、なんだか上手く言えないなあ。最近ぼんやりと感じていたことです。