ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

南阿蘇2日目

 平日用にセットしている携帯のアラームで目が覚め、そのまま軽くお風呂に浸かってから、食事用の建物へ。湯豆腐と数多くきれいに並んだ小鉢とおみそ汁と、つやつやピカピカで、一人一人お釜に入れられて保温されている御飯とで朝食。小鉢は常備菜のような素朴なものが殆どではあるが、とにかく数に圧倒される。もちろん、おいしい。個人でこれを再現するのは大変だ。で、とにもかくにも御飯の見た目が美しく、美味しくて、私としてはかなり珍しいことに、御飯をおかわりしてしまったほどだ。地元のお米を使用されているとのこと。

 お腹が満足したら、なんだか眠たくなってしまって、部屋に戻ったら再び一眠り。DSで遊んでいたダンナに起こされて、支度して旅館を出発。実にのんびりとしたなあ。出がけに、簡単なお弁当とお土産にペアの箸を戴いた。

 旅館の近くに「当銭神社」(別名「宝来宝来(ほぎほぎ)神社」)があるというので、道にある看板を頼りに尋ねる。実に派手な神社で、神社入口から神社までの下り坂には賑やかなのぼりが並んでいるし、神社の建物の赤色(朱色ではない)も実に派手な、無人の神社だった。洒落にしては随分と気合の入ったものだなあと思っていたら、ここにおまいりして、宝くじなどに当選した人の寄付などで管理がなされているらしい。

 神社をひとしきり堪能してから、再び草千里へ向かって車を走らせた。前の日の夕方から晩に雨が降っていたためか、途中から濃い霧にみまわれる。草千里のレストランや土産物屋さんのある広い駐車場に到着した時は、すぐ前の車の認識も怪しくなるほどに真っ白の世界となっていた。お店から草千里や体験乗馬の馬のいる方向を見ても、何も見えない。吹く風は冷たく、やや強い。

 ここでしばらく土産を物色して、露店の「馬串」を買ってから車に戻り、旅館から戴いたお弁当を開けた。すると、目の前の霧がスッと晴れ、目の前に景色が現れたので、思わず車から出る。昨晩の雨で、昨日には無かった場所に大きな水溜りが出来ていて、昨日よりも心なしか緑色がきれいになっているように見えた。ひとしきり堪能してから車に戻り、馬を眺めながら馬串をかじって、お弁当を戴いた。お弁当にはおにぎり×4、煮しめ(たけのこ、こんにゃく:2きれずつ)、お新香が入っていた。これで二人分。これまた美味しく、朝食で満腹の身には丁度良い量だった。

 食べ終えてから、昨日辿った道を通って下る。ふもとに「さる劇場」があるので、そこでさるまわしを観た。さるまわし専用の劇場で、何匹もの役者猿さんがいるらしい。初めて観るさるまわしにワクワクしながら、あれこれし掛けられた笑いに乗って楽しんだ。ステージは大人の猿と、まだまだ小さな猿とによる掛け合いで、調教師のやりとりにより2匹の猿の技を交互に見せることで進んだ。小さなお猿さんの可愛らしいこと!最後は小さなお猿さんと握手して劇場を出、あたりの新緑を眺めながら帰路についた。