発表会

今日はフルートで師事している先生のところでの発表会だった。風邪が本格化してしまい、マスクをしている体たらく。咳が出るようになってしまって。
リハーサルでは音が出なくてボロボロで、あまりの情けなさに陰で涙を流し、控室でも結局また涙が出てきてしまってしばらく泣き、化粧ははげるわ、ここしばらくの睡眠不足に泣いたことでひどくなった隈を目の下に従えた真っ赤なお鼻のトナカイさん状態でしばらく過ごす。幸いマスクで風邪ひきであることがばれていたので、私の鼻を見て、風邪は辛いよねと言葉を掛けてくださるおば様も。

なんだかんだ言ってこの曲とは半年近く付き合ってきたし、今日に至るまでに多くの方にお世話にもなっているので、ここで後悔するのは申し訳ないし、この曲を楽しまないのは勿体無いと思って、やや開き直り気味に。幸いにリハーサルよりは、なんとかといった感じ。演奏後から激しく咳き込むようになり、とうとう喉を痛めてしまった。

講評では、音楽が好き、フルートが好きというのを全面に出してはどうか（出し惜しみしている感じがする）、自分の周りに垣根を作らないで、そこから出て来いと言った言葉を頂く。これを言われたのは初めてではないのだけれど、結構困ってしまう。出し惜しみしているつもりも、垣根を作っているつもりは全然ないんだよなあ。自分のやりたい音楽をするだけの技量が伴わないなあと思うことはあるけど、出来るだけのことはしているつもりだし。一体どうすれば良いのやら。