自費出版大手の出版社「新風舎」事実上倒産
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000022-mai-soci
http://www.asahi.com/culture/update/0106/TKY200801060159.html
新風舎のよく知られている手順を踏んで本を出した知人がいることもありフクザツな気分。事業を継続……できるんだろうか。
『9日午後に東京都内で債権者への説明会を開き、今月中旬から東京、大阪、福岡で著者向けの説明会を予定している。』とのこと。どうしてこの情報が、時刻的には後から発信されている毎日には出ていないのだろう。
1月7日11時3分配信 毎日新聞
自費出版大手の出版社「新風舎」(松崎義行社長、東京都港区)が事実上倒産したことが分かった。7日午後、東京地裁に民事再生法の適用を申請する。負債額は約20億円で、関連会社の新風ホールディングスを含めると約25億円。新風舎によると、印刷会社の支援が既に決まっているといい、現在出版契約をしている約1100人の書籍制作を含め事業を継続しながら再建を進めていく。債権者向け説明会は9日に開く。
新風舎は80年創業。自費出版業者の草分けとしてセミナーや相談会、さまざまな出版コンテストなどを開催して急速に知名度を上げた。
同社が昨年末、債権者に送った文書によると、一部マスコミ報道による批判などから売り上げが急落し、債務支払いが滞ったという。同社は昨年7月、絵本や自伝を出版した複数の著者から「書店に並べて宣伝、販売するという契約と異なり、わずかな冊数しか店頭に並ばなかった」として提訴されている。
「出版年鑑2007」によると、05、06年は新刊書籍発行点数(2719点、2788点)が2年連続で講談社を抑えて1位となっていた。帝国データバンクによると、ピークとなる06年8月期の年売上高は52億8600万円を計上していたが、昨年同期は46億1700万円に減少。最終純損失は4800万円になった。
以下はアサヒコムから。
2008年01月07日03時08分
自費出版ブームで急成長した出版社の新風舎(本社・東京都港区)が7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請する。負債額は約20億円。関連会社の新風ホールディングス(同渋谷区)を合わせると25億円程度になる。新風舎によると、すでに印刷会社など2社が支援を表明しており、事業を継続しながら再建方法などを調整する。
債権者に同社が送った書面によると、営業方法を批判する一部報道などの影響で、売り上げが急落し、債務支払いが滞ったという。今後、営業方法や経費面を見直すなどして立て直しを進める。
同社によると、現時点で、約1100人が自費出版契約を結び書籍を制作中。同社は「制作途上の本の完成と、すでに出版されている約1万5000人の著作を含めた流通ルートは必ず守る。事業継続のなかで再建を図っていくのでご支援とご協力をお願いしたい」としている。
売り上げの9割を占める自費出版ビジネスをめぐり、昨年には販売方法などが契約内容と違うとする一部著者から賠償を求めて提訴されるなど、トラブルも起きていた。
9日午後に東京都内で債権者への説明会を開き、今月中旬から東京、大阪、福岡で著者向けの説明会を予定している。