ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

はたして同列か

リンク元でばれるとは思いますが、トラックバックは送りません。積極的に突っ込む気にはなっていないので、呟くのみ。

新風舎」で素人が本を出すことと、パチンコや競馬、宝くじの購入は同列でしょうか。
私はパチンコも競馬も宝くじもやらないので、これらをやる人たちの心理はまるきりの想像でしかありませんが、かといって出版の経験もないので、こちらも想像の世界なのですが。

宝くじは「夢を買う」なんて言われますが、その言葉が示す通り「当たらないのが前提」として納得して購入しているわけです。運任せ。
競馬は、ある程度データを集めれば予想できるのかも知れませんが、イキモノが相手ですからデータ通りというのも難しいでしょうし、やはり運に任せるものがありそうです。
パチンコは、運任せと言えるのか……、お金を払って時間をつぶしているだけ……のように見えます(愛好者の方すみません)。一部の収入を得るのを目的としていない方々にとってはということですが。

乱暴にまとめて言ってしまうと、これらはお金を要する運任せの遊びです。

しかし、新風舎で本を出した(出そうとした)人たちは果たしてそのようなことを期待したでしょうか。
本を書くことで生計を立てるつもりはないし、それだけの才覚のないことも自覚しているけれど、一生に一度本を出してみたい。それは、本からの収入を得ることが目的ではなくて、自分自身を、自分の書いたものを、不特定多数の誰かに読んでもらいたい、という願望。

インターネットに書いた文章を投げればこれらの目的は達せますけれど、インターネットという媒体に馴染めなかったり、知らなかったりする人もいるかも知れません。あるいは、形のあるモノとしての本が欲しいのかも知れません。

そこに、本の制作から販路まで請負いますよ、と言ってくれる人が出てきたら、ノウハウのない人は光を見出したような気分になるのではないでしょうか。費用は安くないけれど、きっとそれに見合うだけのことをしてくれるに違いない、自分にはそのノウハウがないから必要経費だと納得してお金を払って、非常に真剣に原稿を書いて託すのです。

そこに「運任せ」という言葉はありません。本屋に並べると約束してくれた人がいるのだから。

本屋に並んで売れなかったとしても、恐らくその事実は問題なく受け止められたのではないかと思います。でも、本屋に1冊も並べられなかったとしたら?

新風舎に乗せられてしまった人たちの怒りは、ここにあるのだと想像します。
もちろん、本の流通について冷静に想像してみてはいかがと、私も言いたくなりますけれど、その冷静さを欠くようなセールストークだったのでしょうね。任せた人達にとっては、遊びといっても純粋な娯楽とは一線を画するものだと思います。少なくとも「お金を要する運任せの遊び」とは。

パチンコや競馬、宝くじと同列に扱うのに違和感を感じたので、上記書きなぐってみました。本当に短時間での書きなぐりで一切の推敲をしていないので、あとで細々と直しているかも。