ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

弁当の遠い記憶

不意に思い出したこと。

幼稚園の頃、毎日お弁当だった。残念ながら詳細な記憶はないのだが。当時非常に食の細かった私のお弁当を作るのは大変だったという言葉を、大きくなってから聞いたのだった。好き嫌いは無かったけれど単純に量が少なかったので、食事の体をなすお弁当を作るのが慣れない母には大変だった、ということだと思う。おかず1種類1個ずつみたいな感じで、数種取り合わせをしようとしていてくれたようだ。日々、食事を作るようになった今、その手間隙も悩み事もよく分かる。私の体が小さいことを気にしていたらしいので、お弁当を残した日などさぞかし落胆していたことであろう。もちろん、私には悪気など微塵も無かったのだけれど、そういう日も続いていたことであろう。それでも日々お弁当を作ってくれていた。親というものはありがたいものだと、「初弁当」(楽に行こう!)を読んで、涙が浮かんだ。
お子さんが空っぽのお弁当箱を満面の笑顔で持って帰ってきますように。