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ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

残された人のためのもの

不幸が入り、ここ数日バタバタしていた。

鬼籍に入った人は、誰からも長寿と認められる年齢であったので、落ち着いた気楽さも漂う雰囲気ではあったのだけれど、それでも「最後のお別れ」の時は泣き声が絶え間なく聞こえていた。この雰囲気を背負ったまま斎場へ移動。

見送り後、昼食を取りながら待ち、時間になってお骨拾いに。

一番泣いていた(一番大変でもあった)人が、お骨を拾いながらさっぱりとした表情へと変わっていくのが興味深かった。顔が見えなくなると、姿が見えなくなると、現実を受け入れられるようになるのだろうか。未練が無くなるというか。

実生活でも、顔が見えないからこそ冷たくあしらえることも、逆に、顔が見えないから、相手のことを納得できるように知りたくて苦悶することもあるものなあ。顔が見えていても分からない時もあるけれど、顔があることで湧く情は抑えることができない。

強制的に見えなくするという方法は、ある程度心の整理をするのに有効なのだなあと思いながら眺めていました。ただし、その過程を最初から最後まで逐一見ている必要があって、突然目の前から消えてしまうのは、残された人の苦しみを増すだけになってしまいます。葬儀は残された人のために、うまく出来ているものですね。