ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

使い続けて初めて「エコバッグ」になる。

タイトルは、とあるお店で、素朴な雰囲気のバッグのポップに書かれていた言葉。『買ったその時からエコバッグになるのではありません。1年間使い続けてやっと「エコバッグ」になるんです。』とあって、そうだよなあと心の中で相槌を打ったのでした。

クリーニング用バッグ

日頃お世話になっているクリーニング屋さんで、クリーニング用エコバッグなるものが販売されていた。先着10名までは定価350円を300円で販売するとのことで、尋ねてみたら300円で入手することができた。本体が簡易ながら防水加工された不織布製のダブルチャックの付いた大きなバッグで、シングルサイズの毛布なら問題なく入りそうなサイズとマチがある。個人的にはもう少し取ってが短い方がいいなとか、通常の利用範囲を想定するならば、もう少し幅もマチも狭くて大丈夫かなとか、硬さのある生地だと畳んでも余りコンパクトにならないから、柔らかい材質のものでもいいかなとか、機会があればリクエストしたい点はいくつかあるのだけれど、それでも助かっている。量が多くても肩掛けすることでかなり楽に持ち運べるし、中が見えないので大きなバッグを持って歩いている人にしか見えないのだ。クリーニング店単独の建物の店ではないので、他のお店の間をクリーニングの大きな袋を持って歩くのは、ちょっと落ち着かなかったのだ。
また、クリーニングで必然的に貰うビニル袋は、ちょっとした悩みの種だったのだ。どちらかと言うと再利用よりも溜まる量の方が多かったから。自分の性格にも起因しているけれども、あっさりとホイホイと捨てれば良いのだけれど、使える場面も分かっているだけに、なんとなく取っておいてしまっていたのでした。時々厭になって、ごっそりと捨てたりはしていたのですけれども。
手持ちのバッグを使うことも考えたけれど、持ち込みは何とかなって使っても(しわになっても大きな問題ではないので、手持ちのものにガシガシ詰め込んでみたりして)、仕上がったものの持ち帰りに使えるようなバッグはなかったのだ。仕方ないと諦めていたけれども、やっとその落胆から解放されて、なんとなく肩の荷が下りた感じ。
その後、先着10名まで割引の張り紙がなくなっていたので、そのお店から少なくとも10名のバッグ利用者が生まれたはずだが、私はまだ仲間を見かけていません。持参したバッグに仕上がったものを入れてもらっていたら、指をさされつつ、珍しそうに眺められたりも。仲間が増えるといいなあ。何もそのお店で専用のバッグを買わなくても手作りしても素敵だし。

行政による強制の効果

時々買出しへ行く隣町では町をあげてレジ袋削減に取り組んでいる。協定を結んだお店はレジ袋を有料(5円/枚)販売するのだけれど、大体の大きなお店は早々に協定を結んだ。買いだし先である大型店舗も早々に協定を締結。
購入品を持参した袋に詰めながら辺りを見回してみると、私が見ている間は100%の客がバッグを持参していた。家族連れで大量の買い物をしている利用者も多いのだが、いくつもの袋を取り出して、家族で手分けして詰めている光景も見られた。この定着ぶりに関心した。有料化は効果があるんだなあ。
いくつもの袋を持っての買い物は少々荷物がかさばることになるので、どこまで有料化の効果が出るのかと疑問に思っていたけれども想像以上だった。独身者はあまり気にならない額でしょうが、毎日そこそこの量の買い物の必要な家庭には、金額的にも無視できないものになるのかも知れません。