ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

放射能除染ボランティアに参加してきました

「NPO 放射線安全フォーラム」による福島県伊達市の富成小学校で実施された放射能除染ボランティアに7月17日に参加してきました。

小高い所にある富成小学校は、まずグラウンドにたどりつき、そこからさらに土手の上に校舎があるというつくりになっています。今回やることは、土手や校舎に挟まれた広くない屋外スペースの土壌をはいでいく作業です。そのような所は、大体芝が植えられているので、芝を根こそぎ土壌ごと剥いで行くことになります。

私は土手の斜面(ここの2番目の写真の左手に見える土手。草は刈りはらわれて少なくなっていました)の土壌はぎをしていきました。鍬を振りまわしてガシガシと。この日も非常に天気がよく、炎天下での作業となりました。気を使ってくださった男性方が木陰になる個所にしてくださったので随分と助かりましたが、陰のない場所での作業はシャレにならない大変さだったと思います。適宜水分を取ったり休憩をとったりしながらの作業でしたが、結構水分を取っているつもりでも、お手洗いへ行くことはなかったというのが、どれほどの暑さだったかを物語っていると思います。

午前10時半前に到着して、そのまま仕度して11時半まで作業。途中、身体と相談しながらの休憩等は自由です。11時半から13時半までお昼休憩ということで、体育館でのんびりしましたが、作業が進んでいないことと、2時間の時間は持て余すということから、お昼を食べて少し寝て、1時間ほどの休憩で、午後の作業に入りました。

作業が進まない理由は、単純に人手が足りなかったからです。ボランティアの募集人員は1日あたり200から300名でしたが、実際に集まったのは、私が参加した日で30名程度、その前日が20名程度だったようです。芝を根こそぎ剥がすのは思った以上に大変な作業でしたし、芝だけでなく、笹の根や樹木の細目の根が作業を阻みました。本当に200名規模の人数は必要だと感じました。

私は途中から腕が痛み出して鍬をふるうことが出来なくなり、他の人が掘り起こした草と土を土嚢にまとめる作業に転じました。土嚢に詰めて括り、斜面を転がし落とします。この転がす作業がなかなか心をくすぐる楽しさがあって、転がすために喜んで土嚢に詰めていました(笑)

作業は15時半頃に終了とし、その後は専門家による線量測定等が行われていました。この土壌はぎ取りにより、線量は3分の1程度にまで下がっているとのことです。ひとまず効果が目に見えているというところが救いです。

もし機会がありましたら、参加してみてください。少しずつの力がお役に立てます。