ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

新入り

猫とまた一緒に暮らしたいと思えるようになったのが春頃。オスとメスがお世話になった動物病院の先生に、もし里親を探す猫がいれば声を掛けて欲しいとお願いした。

5月中旬に連絡がきた。隣の市で保護されたという姉妹ネコ。まだまだ小さくて、こまめにミルクを与えないといけない月齢で、共働きの我が家での世話はまだ無理だったので、自分のことは自分でできるようになってから受け取ることに。見に行った時は、引きはがすの大変な位に身体を絡み合わせて眠っていて、とにかく小さかった。私の片手で2匹を持てるような大きさ。

そうして我が家にやってきたのが6月中旬のある土曜日の午前中。

一匹はキジトラ、もう一匹はキジトラの模様のグレーベースの色合いの猫。どちらもまだ体重が700g弱、細身。グレーの方がなんだかウナギのようだったので「うな」、キジトラの方は模様がはっきり出ていてうり坊のようだったので「うり」と名付けた。

キャリーケースの中から中々出てこなかったので、リビングの隣の部屋にキャリーやトイレや餌を置いて放っておいた。その部屋の中でうろうろし始めても、私達が見に行くとキャリーか部屋の隅などの簡単に手が届かない場所へ入ってしまう。時々声をかけたり撫でたりはしたが、やりたいようにさせておいた。

翌日は私達がいるリビングまで探検にくるようになったけれど、人間からは距離を取っている。それでも少しずつ距離が縮まってきたような気がする。追いかけっこし、探検してはかごに入って眠りを数時間スパンで繰り返す。そのかごの傍に置いていたトイレを少しずつ離して行き、最終的には所定の位置になったけれど問題なくたどりついた。リビングと廊下を区切るドアには猫ドアを付けているのだが、特に教えなくても猫ドアを通ってくれたことに感激。

それから一週間。リビングでくつろぐ私やダンナの上に、当たり前の顔で乗って、撫でろの要求も。ねこともさんの集まりに連れて行ったけれど、訪問先で好き勝手に遊んでいるし、誰かが遊んでくれるのにも狂喜乱舞する様子を見たねこともさん達に、人見知りしないことを驚かれた。

日に日にできることが増える様子を見るのは面白かった。昨日辿り着けなかった場所に到着して物凄く満足そうな表情をしたり、その様子を見たもう一匹も同じようにチャレンジして失敗してしょげていたり。失敗続きがちょっと気の毒だったから、その場所に乗せてあげたら嬉しそうに辺りを見渡したり。その翌日には自力で辿り着いていたけど。

運動能力が高まり、身体も大きくなって、今では体重は既に3kgを超えた。追いかけっこやいたずらの類はパワーが増して、こちらの被害もそれなりに大きなものになってきて、叱ることも増えたけど、その被害に笑ってしまうことも多い。

さて、この子たちとはどんな日々になるのかしら。