ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

どこの航空会社を使おうか。

 頻繁ではないにせよ、時々は飛行機に乗る機会があり、ここ数年はは年に2〜3往復程度利用している。が、なぜか生まれてこの方Jを利用したことがなかった。国内線では専らAだったし、海外へは海外の会社かAとの共同運航便だったのだ。

 先日出張があり、別の所属の同行者との都合や興味から、往路はAを、復路はJを利用することとした。同行者が専らJを利用されていることは知っていたので、往路の会社選択に悩んだのだが、ここ数年空港で見てきたところでは、Jは出発が遅れることが多く、Aはon timeが多い印象だったのだ(何機か使用するとはいえ同じ機体が往復するのだから、一度遅れると状況によってはそれ以降に影響を及ぼすこともある)。復路はただ帰るだけなので問題ないのだが、往路は到着後更に移動して打合せに突入だったので遅れるのはマズイ。ということで、自分としては安全策のつもりでAを選択した。同行者の選択したJよりも20分ほど早い便。結果としては、私の乗った便は出発が数分遅れたが(私としては珍しく遅れたという印象)予定時刻よりも早く到着。一方で同行者の乗った便は、出発も到着も遅れ、それ以降の乗り継ぎに間に合うか、内心穏やかではなかったとのこと。まあ、飛行中の時間は環境に依るので、私は運が良かったということであろう。

 そして興味津津の復路。Aの空気に慣れていた私には、こんなにも違うものかと思うほどに違ったのだった。まずは空気が違う。笑われそうな表現だが、本当に空気が違って感じられたのだ。なぜか冷たさを感じるものが張り詰めている。緊張を更に増幅させる感じ。一方で挨拶は心ここにあらずなもので、乗客の顔を見ることなく乗務員同士しゃべっている人たちもいた。他のことについても、乗客を観察するとか、意向を伺うという雰囲気はなく、空いた紙コップは通りすがりに取るし、何か機械的な印象の強い動作が多かったのだ。表情のある顔を見たという印象も全くなかった。何かサービスをする時にだけ現れて、それ以外の時に姿を見たという記憶もない。もっとも本を読んでいたから、この辺りの記憶は怪しいのだけれど。TVで観たことがあったけれど実物を初めて見たというものが、飲み物サービス時に眠っていた方宛の、眠っていたのでスキップした旨のシールだった。あれは客室乗務員にとっては便利だろうなあ。取り立てて覚えていなくても、シールで誰に飲み物を出さなかったかが判るから。Aではひとまずスキップし、コップ回収時や見回りの時に様子を伺って起きていたら声を掛けるのだ。もちろん、乗客自らが求めるというのもアリだ。

 ごく普通のサービスがあれば、その都度声を掛けられない方が煩わされなくて良いという向きもあるのだろう。機械的と感じはしたけれど、無駄な動作を省いた結果と言えるだろうし、確かに必要なことはやっている。客室乗務員は万一の場合のために添乗しているのだから、サービスに徹する必要も無いかもしれない。
 とはいえ、個人的にはもう少しフレンドリーさが欲しかった。具合が悪くなったような場合に話しかけ易くなるからというのがその理由。人見知りするタイプでして。でも、搭乗時に乗客の顔を見るというのは大切なことのように感じるのだけれど、そんなにプライオリティは高くないのかな。後からいくらでも眺められますものね。

 このように、記憶の新しい間に比較したわけですが、これからもAメインで利用するだろうなというのが結論となりました。J愛好者、関係各位ごめんなさい。

(追記)
 頂いたコメントで思い出したことを追記。今回手荷物のみだったので、そちらの検査しか経験していませんが、その時にJであっけに取られたのです。

 Aでは、ペットボトル飲料などがあると、別途専用の機械に掛けて中味が危険物でないことを確認します。私は大きめの荷物にペットボトルのお茶を入れていたのですが、かばんに入れていたことを思い出したのは、鞄がエックス線機械を通過している時でした。これは見つかって、荷物あけて取り出してボトルだけ検査だろうなあと思っていたのですが、出てきた荷物を受け取っておしまいでした。思わず、ボトルの検査機械がないか見渡してみましたが、Aで見慣れたようなものはありませんでした。手間が掛からなくて良かったのですが、同時に「本当に大丈夫?」という疑念もわきました。確かに、私の大きめ鞄を見ているであろう時に、ちょっと時間が掛かっている印象はあったのですが、その時に判断されたのでしょうか。

 とはいえ、かつてAで、携帯お裁縫セットをうっかり手荷物に入れてしまい、はさみが没収されたら困るなあと思いながら通過したのですが、お咎め無しで通れたので、タイミングとかもあるのでしょうね。