ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

白鳥の湖

 新国立劇場白鳥の湖を観劇。酒井はなさんは、やっぱり凄いなあと感動。最初の登場場面は静けさとその緊張感が重要なのだけれど、それを破ったり崩したりしない。音も無く現れ、音も無く飛び跳ねて踊っている。登場した瞬間から全身に鳥肌が立った。
 今回は、試しに3階正面に席を取ってみた。距離があるため、ダンサーの顔の表情は、殆ど分からない。個人の判別もほぼ不可能。そんな状態のため、逆に、より白鳥に見えた。伸ばした腕が白鳥の頭と首に見える。確かにそこには白鳥が居た。ダンサーの飛んだ高さなどを楽しみたい場合は1階席に勝る場所はないけれど、登場人物が人では無い場合は顔からの情報を消し去るために、上方の席から見るのも中々お勧めである。
 道化の動きが良く分かって楽しめた。道化、良かったなあ。