ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

レジ袋

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050518i501.htm

私自身は、「マイバッグ」という言葉が一般的では無かったであろうおよそ10年前から、マイバッグを使用している。マイバッグ利用に対してスタンプを、などというサービスも無かった頃で、「袋要りません」と言うと、レジ係の人がとまどうような頃だった。ちょっとした事情から、簡単にゴミを捨てることができない環境に住んでいたので、極力ゴミを減らすことがマイバッグ利用の目的だったのだから、意識しなければあっという間にたくさんのレジ袋が溜まったのだと思われる。とはいえ、その当時も今もマイバッグを利用するのは、スーパーでの食品購入時位で、雑貨購入やコンビニ利用では、つい袋をもらってしまう。お店の人も、当然の流れとして袋に入れるので、「袋要りません」と声を掛けるタイミングを逃していることが多いのも理由のひとつ。

そうやって、レジ袋を極力自宅に持ち込まないようにはしているけれど、レジ袋が便利だと思うことも多い。外出先でのゴミ袋や濡れた物の一時的な入れ物。自宅内で、作業中に手元に置いておくちょっとしたゴミ袋。臭い漏れの恐れのある物を幾重にもくるむ物。おすそわけの入れ物。・・・等々、ちょっとしたことに気軽に使えるし、薄くて軽いので携帯にも便利だし。もし将来自分に子供ができたら、外出先での使用済みおむつの処理に大活躍させるだろうと想像している。逆に、外出先のおむつ処理のために、わざわざレジ袋タイプの袋を購入する気にはなれないなあ。

携帯の便利さと言う点でいえば、このレジ袋は、その用途ゆえそこそこ丈夫なので、同じレジ袋を何回かの買い物に使用できれば、もっと気楽に「マイバッグ」に取り組める人が増えるのではないかと思うのだ。現在主流の方法である「マイバッグ」を持つのは、いかにもという感じでちょっと、と抵抗があるという人もいるのではないかと思うのだ。それに薄めのバッグであっても、レジ袋の携帯のよさには敵わない。私自身、マイバッグを購入する前に、この「レジ袋使いまわし作戦」をやろうと思ったことがある。しかし、お店Aのロゴのついているレジ袋をお店Bで使うのは、気が引けるなあというのが理由で、結局バッグを購入したという経緯がある。
そこでだ。お店同士で結託して、ロゴ無し袋を使うようにすればいいのではないだろうか、と思うのだ。色を統一する必要はなく、むしろ、ひとつのお店の中でも、いろんな色を取り混ぜて。そうすれば、出先でフラッと入ったお店でも、ポケットやバッグに入れておいたレジ袋を使えて新規に袋を貰う必要がなくなるだろう。もちろん、これまで通り、必要な人はレジ袋を貰うことができるようにしておく。自分で持ち込んだ袋を使うことに抵抗がなくなれば、レジ袋ではない袋を持とうと考える人も増えるのではないだろうか。

レジ袋有料化はそれなりに効果があると思うけれど、毎回、文句を言いつつ代金を払って購入する人もいるだろうと思う。レジ袋ゴミの削減を進めるのが目的であれば、これまで「マイバッグ」を使用していなかった人々が気楽に取り組める環境を、まず作っていくのが良いのではないかなあと思う。