ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

帰省より戻る

無事に行って戻ってきました。暑かった・・・
ダンナ兄弟家族が来るまでは割りと平穏でしたが、やってきて子供が増えるととてもにぎやかに。毎日子供の相手をしているお母さんは凄いなーと改めて認識。

予定していた勉強リストから、結局英論文でよく使用する文章の確認を選択。まだまだ途中なので続けていかなければならないけれど、なんとかやって今後予定している仕事の助けとしたい。他にもしなければならない勉強があるので、時間のやりくりがこれからの課題となりそう。


この休暇中というか、殆どは往復の道中だったのですが、次の2冊を読めた。

ピンク・バス (角川文庫)
角田さんの本を読むのは初めてなのだけれど、このけだるさは、この著者特有のものなのか、この本固有のものなのか・・・。「けだるさ」がまとわり付くように暑苦しく感じて、少々うんざりしてしまった。もう1冊、未読の角田さんの本があるのだけれど、しばらくは手に取れないかもしれない。


ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
家族へ宛てた私信をメインに回想している、氏が26歳の時に書いた本。指揮者コンクールのこととか、その後の欧米での活動、そして日本へ戻ってきた時のことなど。
率直な文章と取り上げられた思い出の数々に氏の人柄が表れているように思う。ものすごく真剣に音楽を勉強してきているはずなのに、そのようなことは殆ど直接に文章には表れておらず、行間から感じられる程度。ただ、本の最後の頃に、氏の母校である音大を訪れた際の感想に、学生に対する指摘があり、そこには学生が音楽を学ぶことへの意欲の薄さを嘆く一文がある。その文章に、氏の音楽への強く熱い想いが表れている。
音楽を一生懸命にやることが当り前になっているからこその、この本で選択されたトピックなのだ。
他にも、私にとって参考となる考え方などもあるため、気持ちを新たにするために、時々読み返してみたいと思う本だ。