ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

CD届いた

注文していたCDが届いた。全てプーランクソナタが収められている。
今度の発表会向けの研究用に購入。曲の組み立てや雰囲気については真似から入るとイメージし易くて取り組み易いので、好みの演奏スタイルを探すことが目的。

  • フルート パノラマ(デボスト)D SK 4955-6
  • シランクス〜フルート名曲集(ランパル) WPCS-21087
  • 近代フランス作品集Ⅲ(加藤元章) WWCC-7259


デボスト氏は最近音を追いかけているフルーティスト。これまで聞いたCDでは、当たり外れがあるようにも思うのだけれど、このCDはどうだろう。

プーランクソナタは、ランパル氏のために書かれた曲であるが、プーランクは作曲中、氏に草案を送っては意見を求めていたそうなので*1、ある意味一緒に作曲したとも言える曲だ。だから今回、必ず氏の演奏は入手しようと思い物色した結果、この購入したCDを選んだ。幸い録音年が1963-73年とのことで、我が師匠達が勧める氏の演奏年と重なっているし、何よりも盛りだくさんの内容で税込み1050円は驚くべき安さだった。

加藤氏には、随分前に機会があってフルートカルテットの指導を頂いたことがある。柔らかい雰囲気をたたえた指導は大変分かり易く、ただのアマチュア集団なのに、大変丁寧に指導くださったのがとても印象的だった。氏は、ランパルの弟子であることがすぐに分かる演奏*2であるが、どこと無く主張しすぎに思えることもあるランパルの演奏と比較すると、加藤氏の演奏は楽譜への忠実さを残している感じのするのが好きだ。


上記3つに手持ちの瀬尾和紀氏の演奏を加えて、プーランクソナタだけを纏めたCDを作成し、しばらくひたすら車内ではそれを聞く予定。購入したCDそれぞれをきちんと聞くのは、もっと先のことになるだろう。


ちなみに、CDの購入先はこちら。楽譜の購入と共に、いつもお世話になっています。

*1:楽譜の解説に書かれていた

*2:というか、ランパルの弟子は皆ランパルに似た演奏をするように思う