ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

親から子への伝え方

子供は親から色々なモノを教わり知る。子供にとって親が身近な教師であることは間違いないと思う。


子へ伝える方法として、技術そのものを傍で見て覚えるという方法を採るならば、親が出来ないことは教えることができないのだから子も出来ないであろう。


しかし、だ。例えば、梅干を漬けたことの無い親の元に育った子が、同様に梅干を漬けられないかと問われた時、私の答えはNOだ。具体的なやり方は教えられなくても、(1)梅干は自分で漬けることができること、(2)そのやり方は料理の本や今ならインターネットで調べれば知ることが出来るということ、(3)試行錯誤と研究心が必要なことを教えれば良いのだ。興味関心があれば、子はいつか自分で調べて梅干を漬けるだろう。


(1)はその時々で教える必要があるけれど、(2)と(3)はいわゆる「親の背中」が語ることかもしれない。普段から調べたり試してみたり・・・とやっていれば、その方法はひとまずどのようなことにも適用できる方法であると認識するようになるのではないだろうか。具体的な技術を伝えることと同様に、伝える側が出来ないこと、知らないことのやり方を知る方法を伝えるのも大切なのではないだろうか。


・・・ということを小町さんの「私の弱点」を読みながら思ったのだった。