ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

リンクあるいはトラックバックと参考文献

 仕事で報告書を書く機会は多いのだが、その際、例えばこの文献から基準とした値を採りましたとか、この論文がその記述の根拠です、などということは往々にしてあるので、報告書の最後に参考文献として、それらの文献のリストを載せる。これは、やや語弊のある言葉ではあるが、そのような文書を書く上でのお作法でもあるし、根拠たる出典を示すのは大切なことだ。そして、論文を書いている方々は、多くの回数、多くの方から、参考とされるような論文を書くことが目標の一つともなっている。

 でもこれって、そういうオシゴトな話だけでは無いと思うのだ。ブログでもそうだろう。例えばなんらかの根拠を示すために、場合によっては根拠としたサイトにリンクを張ることも必要だろう。誰かの特定のテキストからインスパイアされて書きましたという場合には、感謝の意を表するためにも、リンク(トラックバック)する方がスマートだと感じる。被リンクの側について言えば、リンクされることに誇りを感じても良いくらいで、無断でリンクされたと怒りをあらわにするのは、正直なところ何に怒りを感じているのかが私には分からないのだ。逆に言及していないのにトラックバックをかけてくる人がいるけれど、私にとってはそのトラックバックは無意味なので、すぐに削除してしまうのだが。

 ということを、報告書を書きながら思ったのだった。リンクあるいはトラックバックと報告書(論文)に載せる参考文献って似ているなあ、と。