ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

フラガール

 映画「フラガール」を観て来ました。

 公開日が昨年の9/23で今更という感じですし、シネコンで割り当てられる部屋も端に来ていますから、観客が少ないだろうと思っていたのですが、いざ行ってみると4〜5割りほど席が埋まっているようで、正直驚きました。

 個人的には、オープン日のステージでフラガール達が熱狂的な拍手喝采を浴びているのを見て涙が出ましたが、そこに到達するまでの努力を見てきたということよりも、ステージ上で(特にソロをこなした主人公においては一人で)観客を「引き込む」難しさを少しながらもわかっていることによる共感に近かったように思います。努力してもステージ上で結果を出せなければ意味が無いというか、努力していないのと等しいことですものね。プロは「親の死に目に会えない」、「どんなに悲しくても笑顔」であるとフラダンスの先生にきっぱりと言われるところは何故だか自分に言われているような気分になりました。

 会場でも初めの頃は時々笑い声がしていたのですが、後半は洟をすする音があちらこちらから聞こえました。最後のスクロールが終わるまで誰も立ち上がることなく、スクリーンに引き込まれていたようでした。想いは人それぞれでしょうけれども、観てよかったと感じた映画でした。