突然ジャンルを飛び越える
自分でも予想だにしなかった行動を取ることがある。
この半年ほどは、ちょっと機会があって、クラシックの曲でこれまであまり聞いたことのない形態や作曲家、これまでとは少し異なる視点で選んだCDを購入してはこれまでになくせっせと聴いていた。
そのような開拓の勢いに乗っていたのだろうか。最近、フラーっとお店で眺めていると時折CDを衝動買いしてしまう。それもこれまで全く興味を示さなかったものばかりだ。カーペンターズにエリック・クラプトン。エリック・クラプトンにおいては、何の知識もなく、手にしたベスト盤のようなもの(ヒストリカルに収録されているようだ)を、何かに動かされたかのようにレジへ運んで購入してしまった。これらをドライブ中に少しずつ聴いている。合わない音楽というのは、音を出してしばらくでもういいやという気分になるのだけれど、これらはそんなこともなく、音の流れるままに身を任せている。
無意識で選択しているつもりでも、きっと何かしらのきっかけはあるのだろうと思う。しかし、こうして知らなかった音楽を知るのも面白いものだ。大変にヒットした曲だとさすがに耳にしたことのあるメロディが出てきて、あの曲はこのヒトのこういうタイトルだったのか!なんて発見がとても新鮮だ。
知らないジャンルに飛び込むのは、それなりに精神的な体力も必要なもの。ようやく回復してきたということかも知れない。