ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

派遣って?

希望ミスマッチ…派遣切り救済雇用 応募サッパリ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090120-00000086-san-soci


家を飛び出し、生きていく・生活していくために職(職場も小さい)を転々とし、最終的には好景気時の雇用拡大の波に乗った就職先で定年を迎えたという知人がいるので、このような状況を傍から見ていると疑問が湧かないわけではないです。これで繋いで、次を考えるという手もあるでしょうにとか、思ってしまうのです。ただ、業種転換のタイミングとして、年齢を重ねてしまうと躊躇しやすくなるんだろうなあとも思いますし、採用側も異業種からの応募は若い人をより採用してしまう・・・・・・なんてこともあるのかも知れません。実際のところはどうなんでしょうね。でも、応募数が少ないというのは、やっぱり解せないです。そこまでは困っていないのだろうかとか思ってしまうのです。あるいは、そんなに条件が合わないのでしょうか。家族の居る方が引っ越さねばならないような条件だったら、それは難しいだろうなあと思うのですが、そこまで合わない条件が並んでいるのでしょうか。

ところで、今回のいわゆる「派遣切り」の話の一連では、派遣会社という言葉すら出てこないのですが、派遣会社って本当にただ仲介するだけで、登録者の面倒はみない組織なのでしょうか。

派遣業に関して自分がまるきり無知であることを、今回の騒動で知りました。

希望ミスマッチ…派遣切り救済雇用 応募サッパリ

1月20日8時1分配信 産経新聞

全国の製造業で相次ぐ非正規社員の「派遣切り」。雇用対策として、さいたま市が発表した臨時職員100人の採用計画の応募が8人にとどまったことが明らかになったが、新規雇用を打ち出したほかの企業や自治体でも元派遣社員の応募が少数にすぎない実態が分かってきた。「派遣切り救済」と「人手不足解消」の一石二鳥を狙った企業や自治体は肩すかしを食った格好となっている。

 高齢者介護施設を全国で展開するさいたま市の介護会社「メデカジャパン」。日産や日本IBMなど派遣社員削減を発表した30社に人員募集の文書を送ったが、「応募は1件しかありません」(担当者)。

 「派遣削減が報道されたあらゆる企業に送っているが、職種や場所がなかなか合わないようで」と担当者は戸惑いを隠さない。

 ラーメンチェーンの「幸楽苑」(福島県郡山市)では派遣切りが相次ぐ現状に先月、例年の3倍の150人の中途採用を発表。ところが面接にきたのは20〜30人。派遣切りにあったとみられる人はうち2、3割。担当者は「このご時世なので、社会の役に立ちたいと採用数を増やしたが、拍子抜けしました」。

 厚生労働省は企業への聞き取り調査から派遣切りで3月までに8万5000人が失業すると試算。このような中、慢性的な人手不足を解消しようと新規雇用を打ち出す企業も多い。

 タクシー会社「エムケイ」(京都市)は先月、運転手1万人の新規募集を発表。1週間で140人が説明会に訪れたが、「元派遣社員の方はチラホラという程度。もっと応募があると思っていたが…」(担当者)。

 当惑しているのは、自治体なども同じ。新潟県上越市は派遣切りなどにあった市内在住者を対象に小中学校の安全管理を行う臨時職員80人を募集。「定員がいっぱいになった場合、追加募集するか検討しようとした」が、申し込みは22人にとどまっている。

 大分キヤノンなどで合わせて数千人の派遣切りが見込まれる大分県。「JAおおいた」(大分市)では、人手不足にあえぐ農業の現場で働く求人を呼びかけたが、問い合わせがあった約50人のうち元派遣社員は数人だけだった。

 「日本養豚生産者協議会」(東京)も100人の求人を発表し、57人から応募があった。しかし、こちらも「元派遣社員は2割に満たず、逆に『会社に勤めているが転職したい』という問い合わせがあった」という。

 こうした原因は、元派遣社員が希望する職場と、人手が足りず求人している職場があわない「ミスマッチ」によるもの。厚労省職業安定局は「どうやってこうした問題を解消するかは検討していきたい」としている。