ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

MAMMA MIA!

MAMMA MIA!は私が初めて見たミュージカルですが、ストーリーを知らずにラスベガスで見たので、個人的な問題ですが聞き取りに難があり過ぎたこと、当時ABBAの曲を知らずにいたこと(メロディはなんか耳にしたことがあるなという程度)ということから、消化不良だったものです。とはいえ、この時にミュージカルの楽しさを知って、機会があれば劇団四季に足を運んだり、見かけたABBAのCDを購入して聴いたりといった行動につながりました。劇団四季もMAMMA MIA!が演目に含まれていますが、歌詞も日本語になっているというところになんとなく躊躇してしまって、足を運ばずにいました。今回の映画では全て字幕でした。お陰でミュージカルでのイメージを保ったままストーリーが分かりやすくて、これまで抱えていたむずむずがすっきりと解消されました。

娘の身仕度を手伝う母の姿を見ていたら涙が出てきてしまいました。この映画は、時間をおいて……年齢や経験を重ねながら折々に見ていくと、様々な感想や想いを積み重ねていけそうと感じました。DVDが出たら手元に置いて、棚の整理中にふと見つけたときに見てみる……なんて感じで付き合っていきたい作品です。

作品中の振り付けや役者の動きが、ラスベガスで見たミュージカルと同じものもあったりして、基本的な部分は忠実に作られているのだなと思いました。映画なので、数多くの風景を見ることができて、舞台で観るミュージカル以上に分かりやすく楽しめました。
このミュージカルで使われている曲の中で最も好きで、聴くたびに涙を溜めてしまう「THANK YOU FOR THE MUSIC」が、舞台で観た時で出てきた場所で使われなかったなあと思っていたら、そんなところで……。それにしても、ABBAはいろんな感情、気持ちを歌っていたのですね。うまく曲を配せるストーリーを作った人も凄いですけれど、それができるだけの曲を持っていたABBAも凄いです。


公式サイト:http://www.mamma-mia-movie.jp/
(音が出ますのでご注意を)