なつかしいラジオ

　lunaticさんのところ（http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=15815&pg=20060524）にダイアル式チューナーのラジオが出ています。なつかしい。

　我が家にラジオが導入されたのは、私が小学生の頃。局あわせは聞きながら手であわせていました。自治会の役員となって、夏休みの朝のラジオ体操の当番でラジオをかけなければならなかったから購入したのだそうです。子供の私から見たら、ある日突然ラジオが来た！という具合でしたけれども。手で選局するのは、忙しい時にはなかなか手間なことだったので、我が家では油性ペンで印がつけられていました。

　「自分の好きな音楽ばかりではないけれど新しい音楽と出会う」のにラジオは最適だと私も思います。私は流行の歌をラジオで知りました。気軽にレコードを買えるような家庭ではなかったですが、ラジオから流れてきてしまうものを止めることはできませんしね。我が家では、毎朝そして母が庭仕事をする時に、ずっと音声を届けてくれました。音楽が好きだけれども、レコードをかけて聞くような時間の無い母には魔法の箱だったに違いありません。

　それから随分と時間が経って、自分専用に購入したラジカセも、手で選局するタイプのでした。恐らく当時は既にボタン選局タイプが出ていたと思われますが。なかなか上手く合わせられなくて、イライラしたりもしましたね。

　今でも昼間の実家に行くと、ラジオがかかっています。私もそうしたいけれど、我が家は電波が入らないんですよ。残念。