ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

ねんきん定期便の音声コード

年金定期便なる、広げられる葉書が届いた。裏側を開いた中の右下に黒い四角があり、なんだろうと思って説明を見たら「※このコードマークは音声コードです。目の不自由な方でも、お一人おひとりの年金記録に関する情報を音声で聞くことができます。」と本文に対する注意書きと同じ小さめのサイズの文字で書いてある。

紙はのっぺら。凸凹はまったくない。

これ、誰が使うの?

読める方が周りにいれば、面白半分で試すことはあっても、内容を知るために使うことはないだろう。

知り合いに、目の見えないご夫婦(ご夫婦のみでお住まい)がいるのだけれど、その方々は、まず、これの存在に気づけないよ。音声読み上げが必要なのは、こういう方々だろうに、そんな機能のあることを積極的に気付かせるような方法を取らなくてどうするの?

そもそも、この葉書が何であるかさえ気づけない。

こういう方々は端から対象外なのでしょうか。
だとしたら、やっぱり、誰が使うの?

演奏会でした

12月9日に所属しているフルートのグループの第9回の定期演奏会がありました。毎年11月に開催していましたが、今年は色々な都合から12月の開催となりました。
フルートオーケストラ形式の約15名によるフルートアンサンブルです。低音の、中々目にすることのないフルートも使っており、バスフルートinF、コントラバスフルートinC、コントラバスフルートinFまで使っています。低音フルートの製作者(フルート界では世界的に有名)が賛助として来てくださっているからでもあるのですが、その方の手に依るコントラバスフルートinFは、現在最も低い音を出すフルートであり、まだ世界に2台しかありません。

プログラムは、全員で演奏する、我々の中では大編成と呼ぶ編成による演奏、それに特別ゲストである植村泰一先生のソロを加えた協奏曲、はたまた一般的にフルートアンサンブルと呼ばれる少人数の演奏(「小編成」と呼ぶ)で構成されています。
メインの曲はチャイコフスキーくるみ割り人形組曲版)。我々が使用する譜面は、指揮者の先生や主宰の先生が我々の形態に合わせて編曲してくださったものです。

ここ何年かは、大編成しか参加していなかったのですが(練習できないからと小編成を断っていました)、今年はひょんな経緯から小編成にも参加。三重奏という、隠れたくても隠れられない編成に参加することとなり、かなり迷いながら引き受けました。やはり、個人練習はできないままでしたが、自分よりも格段に上手な人達と一緒だったので(一人は同じ門下からのプロだし)、自分の悪い所を痛いほどに自覚。しかも奏法の基本的なところ。一緒に作っている音楽を壊すわけにはいかないので、直すべく気をつけたけれど、残念ながら非常に不器用でもあるので、気持ちだけ空回り気味になってしまいました。引き続きこれからの課題として、克服していこうと思います。継続は力なり、と。3人で、あーだこーだと曲を作って行くのはとても楽しかったので、またやりたいなあとも思います。

女の敵は女と言うけれど

この案件、ちょっと色々と負担が大きい。そのため、上記の男性の状態は、多忙な中にあると、歓迎しがたいものでもある。
奥様が辛いんだろうなというのも想像できるし、それを助けたいと思う男性の気持ちも分かるが、余りに続くと、もう少しなんとかならないのかと、奥様を心の中で毒付きたくもなってくることがあって、自分の器の小ささに涙が出る。
それにしても、奥様も仕事しているはずなんだが、どうしているんだろう?と思うが聞けない。もしかして、辞めたのか?自宅に居るような雰囲気もあるんだが。…あああ。

「いないよりはマシ」は「いないと困る」ということ

「働く母、であること」(hibigen Mariさん)を読んでいて感じたこと。

今、私が担当している案件を一緒にやっている人に、子の保育園の迎えのため基本定時で帰っている男性がいる。とはいえ、数ヶ月前は普通に遅い残業もやっていたので、もしやと思っていたら、案の定、まだ公言できる段階ではないが、奥様がつわりで思うように動けないとのこと。

案件は人員がいると個人の負担は減るけれど、どうしてもギリギリの人数で回さざるを得ない。その男性に、メインで任せていた作業があったが、致し方ないので、他のメンバーが肩代わりできる環境にする。とはいえ、肩代わりしているメンバーも勿論主担当作業を持っているし、どちらかといえば作業負担はその人の方がが大きいのだけれど、種々の事情から致し方なくお願いし、その人は快く引き受けてくれた。外部との窓口ともなっている私は、飛び込んできた諸々について先方と交渉して、主担当が作業して間に合うようなスケジュールにすることで、肩代わりメンバーの負担軽減を図ることしかできない。

正直な気持ちを書けば、その男性については、私の中では今は「いないよりはマシ」という位置付けとなっている。そして同時に、「いないと困る」人でもある。矛盾しているかもしれないが、この2つが並立している。「いないよりはマシ」と思わなければ、気持ちがやっていけない。しかし、本当にずっといなければ、業務の進行に差し障りが出る。だから「いないと困る」。

いなくても済む人ならば「居なくても構わない」と言われてお終いだ。「いないよりはマシ」っていうのは「いないと困る」存在であるということだと思いますよ。

年が明けて漸く今頃書いております。体調を崩して自宅にいるのですが、大人しく寝ていればいいものをと、自分で思います orz
まとめて書いているため、日付とイベント日は一致しません・・・

[映画]ALWAYS 3丁目の夕日 '64

私もダンナも生まれる前のことなのに、どうしてこんなにこのシリーズが気になるんだろうと思う。
例えば、堤真一の役どころの年齢の方の今現在の年齢を考えると、見ている人の多くは、昔を懐かしむという感覚とは異なる感覚で見ているのではないかと思うのだ。

そもそも、このシリーズにダンナは興味を示していなかった。とある機会に、第1作のDVDを私の希望で購入して見たのがきっかけなのだけれど、それが何故かツボにはまったようで、続いて第2作を購入し、本作を見るまでにこの2作を何度か繰り返し(ダンナの希望で)見た。もちろん、映画を見る前日晩にも続けて見た(笑)

人生万事塞翁が馬ではあるけれど、自分の気持ちを大切にしていくことは捨ててはいけないなと思うのだ。
叶わないことも多いと思うけど。


[flute]発表会

年末年始に楽器を持てないもので、年が明けてからは発表会のための1回のレッスンと、ピアノ合わせと当日のリハで本番を迎えた。それ以外の日に練習は出来なかった。

あるレッスンで録音したものを聞き直し、自分の気持ちが身体のコントロールを邪魔してしまい、音としては空回りになっていることに気づいてからは、狙った音を出すために、気持ちを抑えることに気を付けて行った。それは結果として、本番でも演奏に、より集中することに繋がり、師匠からは近年最高の出来だったと褒めて頂いた。本番では演奏終了間近の、もう大丈夫という、残り数小節の頃に、自分の足が軽くガクガクしていることに気づいた。そんなことに構っていられないほどに、演奏に集中していたということで、自分としても進歩だった。一度この感覚を掴んでしまえば、案外この先は大丈夫なのではないかと感じている。

それでも、反省点は多々あるけれど、それも含めて収穫の多い一年だったと感じている。

演奏会でした

なんとか無事に演奏会を終えました。今日は仕事にならないだろうと休暇を取得していました。
今年の日程は偶然例年よりも遅くなったのですが、それが幸いしました。

このグループの活動は、4月下旬あるいは5月上旬に1時間程度の小さい演奏会を一つ、秋に開催する大きな演奏会が一つです。皆で集まっての練習会は月に1度。ただし、朝9時頃集まり、終えるのは遅い場合は午後6時と、丸1日です。
1月に運営委員で集まって活動の方針を検討確認してから、1月か遅くとも2月には練習会を開始します。この頃は春の演奏会が最大の目標となります。

そのように、例年通りに練習を開始したのですが、3月の練習会の前に震災に見舞われてしまいました。なんとかメンバーの無事を確認できたものの、家屋の被害を受けたメンバーもいましたし、家屋被害はあちらこちらにあり、また交通事情、ガソリン事情から、集まることすら困難な状況となったため、3月の練習会は中止。結局、春の演奏会は会場が使えないことから中止。その、春の演奏会開催を予定した日に集まって、秋の演奏会が出来るといいねと思いながら、とりあえず練習してみたり。その頃は、こうやってフルートを吹いていて良いのだろうかという気持ちがまだあって、気後れしながらでした。また家庭の事情により、今年は参加できないというメンバーも増えて、正直なところ、演奏会を開催するには危機的な状況にもなっていました。

それでも、習慣になったことというか、惰性かもしれませんが、一度集まって練習をすると、自然に「それでは次の練習日はどうする?」という相談になり、練習を続けることができました。最大の懸案が、演奏会会場を使えるのか、でした。なかなか修復工事に取り掛かれず、会場のスタッフもやきもきしているようでした。会場が使えることが確定したのがひと月前で、例年であれば考えないような代替会場や代替公演についても考えてみたりなど、実行委員長をしていた私には直前まで落ち着きませんでした。会場が本番当日に使えることが分かった時、どれほど安堵したことか。
会場のある市は地震津波の被害を受けていることもあり、文化施設の修復が後回しになるかとも思ったのですが、会場のある施設の被害は幸いにも甚大ではなかったというか、むしろ軽微だったためか、予算が付いたようです。ありがたいことです。

当日午前中にリハーサルをしている間に、空調の故障が発覚し、寒いホール内となってしまったことは残念でしたし、ご来場くださったお客様には大変申し訳なかったのです。
それでも、この先どうなるのか、練習をしていて良いのだろうかという不安に駆られた時を思い返すと、こうして演奏会を開催して終えることが出来たのは夢の様です。あっというまに過ぎ去った本番でした。

お越し下さったみなさま、本当にありがとうございました。

発表会の準備4

ウォーミングアップ兼調子見でタファネル・ゴーベールの2番を。ちなみに、どれをやるかはその場で自分で決めます。

タファネルゴーベールはピアノのハノン教本のようなものだと思っていただければ良いです。1番と2番は同じ音列を使ったもので、「ドレミファソファミレ」の繰り返し4回と、半音上がった調の「シドレミファミレド」の4回繰り返しがセットになったものを下から上まで移動しながら全ての調についてやります。で、1番が長調、2番が短長となっています。アーティキュレーションの練習にも使われますが、私はもっぱら音符8つをスラーにしたパタンで奏法の確認や練習を兼ねてやっています。最近2番を選択するのは発表会の曲が短調だからというだけです。

2番を終えて本調子ではないかなあという気もして、もうひとつどれかやろうかなとも考えたけれど、まあ何とかなりそうかなあとも思って、そのまま曲へ。先週の練習後の予告通り、今日は1楽章を。四分音符で66から76まで。76では3楽章が危ないかなということで、試しに3楽章を76で通す。これは先週最後にやったテンポよりも若干速いテンポです。で、音の具合があやしくなるねというのが師匠の感想。このテンポでやるなら、もう少し頑張らないととのこと。ついでに2楽章もテンポを決めるために、この辺かなというところで師匠が決めてくださったのが付点四分音符で50。曲は八分の九拍の曲です。ゆっくりの曲なので、もう少しゆっくりでもいいかなあとも思ったけれど、本番を考えると無難なテンポかもしれないとも思ったり。

「2楽章はとてもきれいに吹けてるよ、返すと、1,3楽章の十六分音符がシャカシャカしているから、それをきれいに吹けるようにしないとということなんだけど。それ以外は問題ないよ」とコメントを頂戴する。息が多いんだなあ。
この分かっているけれど、(簡単には)できないという状態が、一時期ものすごくストレスになってしまって、それで返って音を出せなくなってしまったので、最近は考え込まないようにはしているけれど、分かっていて出来ないというのは、これ以上ないストレスなのよね。


来週は別の本番があって、私は乗るだけではなくて準備を取り仕切る役目もしているので、今はそちらにかなり気を取られている。無事に終わって欲しい。
この演奏会が今年最後の演奏会。あとは練習のみの日々。しかし、1月に発表会、2月に本番2回、もしかしたら3月に本番1回、4月か5月上旬にも1回という状況で、もちろんその間の休日は基本的には練習で埋まってしまう訳で、体調とスケジュール管理が最大の課題になりそうです。