ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

4本指のピアニスト

http://newsflash.nifty.com/news/tt/tt__kyodo_20051212tt012.htm

 先天性の障害で両手の指が2本ずつしかなく、ひざから下の脚がない韓国の女性ピアニスト李喜芽さん(20)が、今月末に都内で日本初公演を行う。李さんは、韓国国立リハビリ福祉大のマルチメディア音楽科に在籍。演奏会は22日と24日に都内2カ所で開かれ、ショパン幻想即興曲ほか。23日には韓国に一時帰国し、盧武鉉大統領の招待を受け青瓦台(大統領官邸)で演奏するという。

こちらには弾いている写真があります。サイト重いですね。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/12/20050412000063.html


写真からみると、左手が人差し指と小指、右手が親指と人差し指?のよう。腕の長さはそんなに短いようには見えないけれど、体つきが小柄なのかしら。


左右合計で手の指が四本、しかもペダルを踏むことも出来ない。その状況でショパン幻想即興曲とは!演奏を聞いてみたいのもさることながら、演奏の様子を見てみたい。指の数は機動性に関わりそうだし(というよりも、単純には譜面どおりに押さえられない和音があるでしょうし)、膝下の脚がないのはペダルの効果を使えないから、ピアニストとしては本当に致命的な状況のはずなのだけれど。


「困難でもあきらめなければ、何か成し遂げられるということを音楽で現したい」(李さん)・・・困難なんてものではないでしょうに。スゴイなと感心する一方で、自己実現の手段には他の分野も考えられたでしょうに、どうしてそんなに音楽にしがみついたのだろうという愚問も湧いてしまう。