来し方行く末
流れるまま、流されるままに今まできたと感じている。進学も就職も。自分で決断したという自覚は余りない。自分の希望が叶わなかったというのはたくさん覚えているけれど。そして今がある。今の環境は決して悪くない。私はラッキーなのかもしれない。
今ちょっとした転機を迎えようかどうしようかという状態にいるのだが、傍から見れば、ただの思いつきにしか見えないほどの突飛な行動かもしれない。自分自身でも暴走しているのではないかと思うこともある。明確なビジョンを持っているわけでもない。今私は三つに分かれている。一つ目の自分は、どんどん行動を起こしている。そして二つ目の自分が、行動を起こす自分をおろおろしながら見ている。そして時々、本当に良いの?と問い掛けてくる。三つ目の自分は、その二つの自分をどうやって融合させようか、三つ目の自分自身をどうやって納得させようかと困り果てている。
一つ目の自分により、いつのまにか進むしかない環境が出来上がってしまった。そうしたのは自分だ。それをヒトゴトのように眺め、あるいはハラハラしたり尻込みしたりしているのも自分だ。
今までもこうやって、思いつくままに動いてきていたのに。それらの結果が失敗だったとも思わないのに。今の私は一体何が不安なのだろう。