ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

鯨の思い出とチャウチャウとトナカイと

lunaticさんの「WDCSという自己陶酔集団はまともに相手をする価値があるのか?」(http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=15815&pg=20060216)を読んで、ぼんやりと思い出したあれこれ。

    • -

帰省先で祖母におつかい頼まれて、500円札握り締めて少し離れた所にある小さな個人商店へ鯨の冷凍肉買いに行って、そのお店のおばちゃんにおつかいに来たことを誉められて飴もらって舐めずに持って帰ったなー、買ったその肉をお昼に生で食べておいしかったなー、とか。


数年前に小さなマニアックな飲み屋さんのメニューに鯨刺身があったから数人いたメンバーで協議して頼んで、7部位それぞれ少量ずつ(ほとんどが2枚程度)乗った大皿を皆で囲んで少しずつ食べていたのに、後から来た人が何も知らずにわっさわっさと食べてしまって悲しかったなー、それなりのお値段していたのになー、とか。


鯨肉については、ちょっと厭な思い出のある方もいらっしゃるようなのだけれど、私は幸いにしておいしい思い出ばかりだ。子供の頃の記憶は余り無いのだが、母によれば普通に食卓に上っていたそうだし、一方で私が食べずにてこずったというような話は聞いたことがない。きっと、おいしかったのだろう。

    • -

子供の頃、本で見たチャウチャウをものすごく気に入って、もし犬を飼うことがあればチャウチャウがいいな、と思っていた。しばらくして、チャウチャウが「食用犬」というものらしいと聞いて、食用犬ってなんだ?と調べてその意味を知った時はものすごく驚いたし、こんなカワイイ犬食べちゃうのかーとも思ったけれど、だから犬を食べるなー!とは思わなかったな。理屈で考えたことはなかったけれど、その国では昔から犬を食べていると聞いて、鶏とか豚とかみたいに犬も食べられちゃうのかと思っただけだった。


鯨を食べるなという人達は、犬はかわいいからダメとか言わないのだろうか。トナカイを食す人達に、サンタさんのそりを引っ張る大切な足なのだから食べるなとは言わないのだろうか。飼育している陸上の動物とは違って状況をパッと見て判らないから、笑えるような理屈をこねるのだろうか。あの人達には、へ理屈も含む一切の理屈は通らないような気がしますね。


まあ食べるなと言われれば他に食べるものはあるから我慢できるけれど(一方で、調理法や料理は継承されて欲しいと思うけれど)、確か「文楽人形」は鯨のひげを使っている個所があるのですよね。それらのメンテナンスとかは大丈夫なのかしら。そのような文化が危機に晒されていることが気にかかるのですけれど。