ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

必要な育児支援とは

 育児支援に関して色々となされているようだけれど、なんというかどれもこれも私にはピンとこないのだ。恐らくお金の心配以上に、より融通の利く託児施設や預けられる空気、職場で休暇を取れる空気の整備の方が急がれていると思う。そういう空気と環境があれば、働いていて生活に関して頼れる人(肉親など)のいない人達が安心して産めるのではないかと思うのだ。産んでからではないと分からないことがたくさんあると思うけれど、しかしせめて産む前には要らぬ心配のない環境が欲しい。

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 これは昨夏、共働きの友人夫婦から聞いた話。ある日、子供の検診が入っていた。妻はその日、どうしても休むことのできない仕事が入っていた。そこで夫が1日の育児休暇を申請することにした。

 彼は上司に子供の検診のための休暇を申し出た。彼の勤務先での男性の育児休暇申請が初めてであることをその時に知った。とはいえ上司はすんなりと了承。しかし驚くことに、事務の人に「そんな休暇は(取れ)ない*1」と言われた。彼は社則を調べ、取れることを確認して主張。少しもめた後、事務方が取れることを確認したということで、やっとのことで「1日の育児休暇」を取得できた。

 彼の勤務先は、誰でも知っている会社だ。だから、この話を聞いたときは目を丸くして「嘘でしょう?」と言ってしまった。彼自身驚いたと言っていた。そして「でもきっと、こんなもんなんだよ」とも言っていた。


 前もって申請する休暇の取得でこんなに手こずるなんて。これが普通の有給の申請だったら、なんの問題もなく取れたのでしょうね。どうしてこうなってしまうのだろう。

*1:記憶が曖昧です。男性の取れる育児休暇がないのか、男性は育児休暇を取得できないのかのどちらかだったと思います