ねこの日々 - ブログ版

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大学学食で朝食を

大学学食で朝食を 食習慣改善と出席率向上狙う 仙台
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060703-00000014-khk-toh


 大学(生協)食堂が、朝食を供するというもの。便利なサービスだとは思うけれど・・・。

 このサービスが、学生の発案なのか、大学(生協)の発案なのかが記事には書かれていない。私としてはそこが気になる。文章の雰囲気では、学生は受身的であるように思えますが。

 食事は、自己管理の範疇にあるものだ、と私は考えている。食堂に頼らずとも、朝は概ね自宅にいるのだから朝食は自分で何とかしてはとも思うのだが、何とかしたい意思の一つとして食堂に依頼したというのであれば、それは一つの手段だと思う。実験で泊り込んでしまった、というような学生には、コンビニのお弁当よりもずっと良質で確実で、買いに出かける時間を要せずに食事をとることができるから福音だろう。しかし、大学側が「一限の授業に来させたいために」やっているのだとすれば、どうしてそこまでしなければならないのかという疑問が湧く。「食育の観点から」とのことだが、大学生なら、基本的な食育はなされている(べき)とも思う。そんなに子ども扱いする必要はあるのだろうか。

 以下は記事全文。

大学生に朝食をしっかり食べてもらうための取り組みが、仙台市内の大学生協で広がっている。多彩なメニューが並ぶバイキング方式を導入したり、特典付きのポイントカードを発行したりと方法はさまざま。大学生協は、学生の食習慣の改善と講義への出席率アップの一石二鳥を狙っている。

 東北大生協(青葉区)は4月、川内北キャンパス食堂の朝食をバイキング方式に改めた。おかずの献立は日替わりで、煮物やあえ物、卵料理など25種類。料金は1グラム当たり1.2円。「多くの品目を少しずつ食べたい」という学生のニーズに応えた。

 学生食堂で1日1000円まで自由に食事できる定期券(年17万―18万円)を導入したのは、2004年4月。1000円を使い切るため朝食を取る学生が増えるだろう、との狙いは当たり、今年6月の朝食利用者は1日約400人と、定期券導入前のおよそ4倍になった。

 宮教大生協(青葉区)は昨年11月、学生食堂での朝食1回につき、1ポイントもらえるカードを発行した。5ポイントで60円分のおかず1品、15ポイントで400円分が無料で食べられる。今年4、5月には友達と一緒に食べればポイントが倍になるキャンペーンも実施した。

 4月から食堂の営業開始時間を15分早めて午前8時15分にし、学生がゆっくり朝食を取れるよう配慮もした。

 6月に朝食を食べた学生は1日約50人で、昨年同期の約3倍に増加した。
 宮教大2年の佐藤深さん(19)=太白区=は「ポイントカードができてから学食で毎日、朝ご飯を食べるようになった。生活にリズムができて良かった」と喜ぶ。

 生協総合研究所(東京)が昨年、全国の学生の食生活を調査した結果、朝食を取らない男子は35%、女子は17%に上った。朝食を抜く学生には疲れやすかったり、目覚めが悪かったりする傾向があった。

 宮教大生協の田村孝夫専務理事(55)は「朝ご飯を食べれば1時限目の講義にも出席しやすいし、勉強にも身が入る」と強調する。
 仙台圏では朝食を食べられない大学食堂もまだ多いが、「食育の観点から朝食は重要」(宮城大生協)と導入を検討している生協もある。

河北新報) - 7月3日14時30分更新