ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

親学よりも

id:namnchichiさんの「the OYAKONEWS@Hatena」の「親学提言」にあった、「親学」提言のポイントを見て、思わず噴出してしまいました。ここに再掲させていただきます。

「親学」提言のポイント

  1. 子守歌を聞かせ、母乳で育児
  2. 授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない
  3. 早寝早起き朝ごはんの励行
  4. PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す
  5. インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施
  6. 企業は授乳休憩で母親を守る
  7. 親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞
  8. 乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施
  9. 遊び場確保に道路を一時開放
  10. 幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる
  11. 思春期からは自尊心が低下しないよう努める

 いちいち突っ込むのも疲れます。。。敢えて一つあげるなら、ここでいう「テレビ」とは、あまり文化的でない*1テレビ番組を指しているという理解でいいのでしょうか。某国営放送の流す、音楽や舞台の番組も否定しているなんてことはないですよね。道具としてのテレビという意味でもないですよね。とはいえ、PTAが反対するような番組は反面教師として利用すれば良いんのではないのと思ったり。

 さて、この提言は
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/kaisai.html
の、「規範意識・家族・地域教育再生分科会(第2分科会)」の第9回あたりが元のようです。議事要旨がpdfファイルで公開されています。

 それにしても、「親学」ってなんだろうと思って検索すると、あれこれヒットしたので驚きました。
例えば→ http://www.manabu.city.nagoya.jp/
 「今日、様々な要因から家庭の教育力の低下が指摘され、一人一人の親に対して今一度、家庭を見つめ直すことが求められています。」だそうですが。子が「親の背中を見て育つ」のであれば、ここで対象としている親は、家庭で教育できない親の背中を見て育ったということでしょうかね。

 それよりも、親としてどうの、というのもあるでしょうけれども、まずは基本的なマナーやエチケットの見直しなどからした方がなんて感じる方も、私よりも年上の方も含めて見受けられますし、親学なんて堅苦しい言葉ではなくて、マナー講座から始める方がよろしいのではと思ってみたりして。先ほども、広くない間口でのすれ違いで、よける素振りもなく、ずかずかと直進する人と出会って、どういう神経をしていたらそれが出来るのか、首をかしげた所です。とはいえ、年代に関わらず、このような方を非常に多く見かけるように感じていますが、何が変わったのでしょうね。

*1:何を持って文化的でないなんて決めるのかなあ