白神山地旅行2
シリーズその2、その3は訪れた場所のメモです。
シリーズ1は種々の概要:http://d.hatena.ne.jp/kimuchimilk/20080716/p1
奥入瀬川上流
十和田湖から青森県の太平洋側の下田へ流れる奥入瀬川の上流にある瀑布街道沿いの川そばの山道を散策してきました。ここには大小さまざまな数多くの滝があります。きれいで豊富な水が様々な表情を持って流れている川を見ていると飽きません。木漏れ日も、木漏れ日を受けてやわからな黄緑色の光を放つ木々の葉も、いつまでも眺めていたい景色でした。
写真は最大の滝である銚子大滝と周りの様子。写真ではわかりづらいのですが、銚子大滝のしぶきで白くなっている水の中、左側の方に2か所青色の濃い、つやつやな水の落ちている部分があります。実際にはもっと濃く色が出ていて、インクを流しているかのようでした。
ちなみに、同じ読みの「追良瀬川」が、サンタランドのある深浦町に流れています。
奥入瀬川の様子
九段の滝
銚子大滝
二ツ森山
二ツ森山は標高1086.2mの、白神山地の緩衝地域にある山です。8合目?ほどまで車で登ることができます。そこから先はトレッキングしてきました。足元はそこそこに整備されていますが、途中から傾斜がきつくなると自然のままの道となり、木々の太い根も張り出しています。また、登山口の始めから、背丈を超える熊笹他に前方を阻まれます。登るには相応の装備が必要で、お散歩ついでというのは難しいです。途中では無駄な枝の見られないすっきりとしたブナの木々に背筋が伸びる思いをしたり、山頂では一望できる白神山地の山々とその奥に広がる空に開放感を感じたりすることができます。登山口から山頂までは標準として40分で、初心者向けの山です。とはいえ、日頃運動不足な私は約1時間かかりました(笑)
十二湖
地震による山崩れによりできた山中湖沼群です。八景ノ池、王池、越口ノ池は車道から池が見えます、その先は徒歩で湖のそばへ行かなければなりません。少し離れた所に車道が通っています。越口ノ池の先からは有料駐車場(普通車1台400円)に車を止め、整備されている小径を通って鶏頭場(けとば)の池にたどり着き、さらに奥へ進むと青池に到着します。青池から先の小径にはウッドチップが敷かれてふかふかしているため、大変歩きやすかったです。
ほとんどの池の水の色が緑色をしているのに対し、この青池は冴え冴えとした青色をしています。インクを流したよう、という表現がぴったりです。池のふちの浅い部分を見ると、非常に透明な水であることが分かりますが、深度が増すに従い青色が濃くなっているのに、底が見えます。さらに光の加減で池の周りの木々が水面に映り込んでいます。どれが映り込んでいるもので、どれが底の様子なのかを瞬時に判断できないほどです。それにしても、どうしてこんなに青いのでしょう。