ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

本年もよろしくお願いいたします

フルートは細々と続けています。
フルート教室の発表会が毎年1月にあり、あと数週間で本番です。

毎年、発表会後の翌2月からの1年間を単位に、自分なりに今年はどうしようかを考え、それを師匠に言ったり言わなかったりはしますが、今タームは「今よりもより響く音にしたい、深みのある音にしたい」と考えていました。師匠には「音を何とかしたいんですよねー」と何かの折に言ったら、レッスンでは、音の種類に関する指摘が増えました。

まだまだ思うようにはできていませんし、演奏し続けている間ずっと付きまとう課題でもありますが、その区切りとして、発表会ではサン=サーンスの「ロマンス Op.37」を演奏することになりました。発表会の曲をどうするかの話で、師匠があっさりと提案してきて、私としてはいつか演奏してみたい曲だったので異存がある筈もなく、すんなりと決まりました。

サン=サーンスは底意地悪く皮肉屋な面があるので、この曲もタイトル通りに受け取って良いものかどうか悩ましい上に、そもそも「ロマンスってなあに?」な状態で、どのように捉えたものかを悩んでいます。

こういう時、YouTubeって助かります。様々な演奏を良くも悪くも参考にして、考える材料になります。色々と聴いた中で私が好きな演奏はこちら(↓)です。音楽の作り方は私がやろうとするのと異なるものもありますが、音の処理の仕方などは目指しているものに近いものが、他の方の演奏と比べて格段に多いです。

Camile Saint-Saens. Romanze Op.37


年末年始は楽器を持てないのがつらいところですし、平日楽器を吹くことも難しいのは毎年のことでもあるので、これからどのようにできる限り仕上げて行こうかを考えているところです。まずは、イメージを固めてしまわないと。


2015年、2016年の発表会では、モーツァルトのフルート協奏曲第1番をやりました。2015年に1楽章、2016年に2と3楽章を。モーツァルト、好きですが、難しい。音への気遣いは半端ない細やかさが(私にとっては)必要でしたが、その大変さは意外に聴いている人に分かってもらえないんですよね。私がやろうとしていることがよく分かったよと言ってくれたのは、私よりも上手に吹く人でした。きっと彼女もどこかで同じ道を通ったんだろうな。