ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

洗濯乾燥機の辿った道

 洗濯乾燥機買い替えに至った経緯についてのメモです。

買い替えを決意するまで

 続・洗濯乾燥機 - ねこの日々に書いたように、なだめすかして使用していたのだが、それもだんだんと手間も時間もかかるものとなり、ある日業を煮やしたダンナが操作パネルの部分を開けた。既に保障期間は過ぎてしまっていたし、どうにでもなれ、という気持ちもあったと思う。

 洗濯機の操作パネルの裏の部分を初めて見たけれど、防水のためか、基板の裏全面に隙間無く、色は付いているけれど透き通っている何かの樹脂で埋められていた。なので、基板そのものを見ることはできなかったけれど、ある部分に過熱したような色合いの部分があって、これのせいかしら、これって回路の設計ミスなんてことはないわよねえと、二人でいぶかしんだ。

 基板がそのような作りのため、基板そのもので何か実験することはできなかったので、ひとまずパネル部分を軽くかぶせて、ラジオペンチをスペーサーのように本体とパネルの間に挟んだ。後日、ラペンはより安定感のあった大きめのカッターナイフに代わった。パネル部分の表示が購入当時のようにきれいに全て点るスペーサーの当て方のポイントがあり、そうなると何のトラブルもなく洗濯乾燥機は動くのであった。表示が少し怪しい時には、途中で止まってしまうことも良くあった。それを見て、パネルの表示具合が怪しくなった時点で修理に出せば良かったのかもと思った。その時は動作自体は何の問題もなかったのだ。

 そうやって騙しながら使っていたのだが、梅雨が過ぎ、湿度が低目で安定し始めた頃からものすごく快調に動くようになった。その目を見張る回復に、とても久しぶりにストレスの軽い洗濯を出来るようになったのだ。

 しかし、そんな快調さも長くは続かなかった。秋風を感じるようになり、雨が続いたある日、急に調子が悪くなった。再びスペーサーをかませたりして試してみたが、とうとう動かなくなってしまった。それをダンナが何とかしようとしていたら、ドアのロックを兼ねた取っ手部分が壊れてしまったそうだ。購入して6年。少し早い寿命のように感じたけれど、物理的な損壊が入ったことで簡単に諦めがついてしまった。近い週末に新しいものを購入することにした。

次の機種は?

 もちろん今度も洗濯乾燥機を購入するのだけれども、壊れてしまったものと同じメーカーのものは厭だとダンナは言う。しかし調べてみると、機能的に私が惹かれるのは、消去法的な選択をしても縦型ドラムを採用しているそのメーカー。平行線を辿る。

 偵察に行ったお店で「旧型のものでは斜め型ドラムの汚れ落ちは縦型と比べると今ひとつだと聞いたけれども、新しいタイプの洗濯機ではその辺りはどうなのでしょうか?」と店員さんに尋ねた。すると

  • ドラムタイプの洗濯機が汚れを落とすしくみは、上から落ちて「叩く」ことだ。
  • 斜め型ドラムは、ドラムの奥と手前とで水位が異なる。そのため洗いムラが生じると聞いている。

との回答があった。そして現在縦型ドラムを採用しているのは2社で、他は斜め型タイプとのこと。

 これを聞いたダンナは、やっと私の選択に納得したようだった。ひとまずそのお店を後にして、最初から予定していたお店へ足を運ぶ。そこでは、店員さんが私の考えていたメーカーの洗濯機をやたら押し捲ってきた。もしかしてメーカーの販促員かと思い、洗濯機売り場担当の他の店員さんにも尋ねてみたら、同じメーカーを押してくる。もしや、そのメーカーの月間かなとも思ったけれども、感じた疑問をぶつけても他のメーカーと対比させながら納得の行く回答があったし、比較対照としたメーカーを貶めているという感じでもなかった。あとはスペースなどを勘案して機種を選択し、二人共納得して決定することができたのだった。お値段も折り合いが付いてよかった良かった。

 新しい機種は、縦型ドラムとはいえ、かつて使用していたものよりもドラムが傾いている。店員さんの話に依れば10度の傾きを持っているそうなのだけれど、ものすごく傾いているように見える。取り出し口の口径が大きくなったので、洗濯物の出し入れが格段にし易くなった。何よりも予定通りに洗濯を進められる安心感は大きい。そして今度は、表示の点灯具合がおかしくなったら、すぐに修理に出そうと思う。

 なお、家電品の店員さんによれば、今の洗濯機の寿命は6〜8年とのこと。基板の当たり外れも結構あるらしいですよ、と言われた。