ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

盗作?

松本零士さん、槙原敬之の盗作騒動収束へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000043-nks-ent


 この事件を知った当初から思っていたんだけれども、

  • 999の台詞:「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」
  • 槙原さんの歌詞:「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」

の両者から受けるイメージは違っているように感じるのですよね。モチーフが似ていると言えばそうかなーとも思いますが。

 日本の歌謡界では4小節同じだとパクリだと見做されるとのことで、4小節目をちょっと変えてある似たメロディの曲を耳にすることがあるように思いますが、聴いているとこの4小節って結構長く感じて「これってパクリ?」と思うこともありますね。

 それとは別に、例えばパッフェルベルのカノンの冒頭のコードの動きなんて、数多くの曲に使われていて(要は真似されていて)、でもそれはそれで「あの部分のモチーフを使ったのね」程度の感覚で好意的に受け入れられているわけで。

 もしパッフェルベルが生きていたら、コードの動きの似た曲を聞いて「そこは私の作品だ!」と主張するかなあ?

【参考リンク】
 IRP's now-a-days ■知的財産権問題の現今(5)■

【追記】
 リンク元から辿ってこのニュースのブックマークコメントを読んだところ「どうして槙原だけ呼び捨てなのだろう?」という疑問を呈しているものがありました。確かに。どうしてそうなるの、日刊スポーツさん?


以下記事全文
 漫画家の松本零士さん(68)が、シンガー・ソングライター槙原敬之(37)作曲の「約束の場所」の歌詞が「銀河鉄道999」のセリフを無断使用していると主張した問題で、双方は25日、ともに収束させる姿勢を打ち出した。盗作ではないと主張する槙原側がこの日、弁護士と相談して、自分側から法廷闘争などに持ち込まない方針を決定。松本さんも「もともと著作権を争うつもりはなく(歌詞は)私の作品のセリフだと主張したかった。これで終わりにしたい」と話した。
 松本さんが無断使用と指摘したのは、歌詞の「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」とのサビの部分。これが「銀河鉄道−」の名セリフ「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」に合致すると主張。槙原の謝罪と出典を明確にするよう求めた。楽曲を発売したレコード会社は、歌詞は松本さんの了解を得た上で制作されたと説明する文書を同社ホームページに掲載するなどの妥協案を松本さんに提示したが、松本さんはあくまで槙原の謝罪を要求。しかし、両者とも泥仕合は回避したい意向で、事実上、収束に向かうもようだ。
(日刊スポーツ) - 10月26日10時0分更新