ねこの日々 - ブログ版

趣味のフルートのことや愛猫のことを、たま〜に呟きます。

勿体無い

 所用で私の実家へ。実家の近くには、軽く散歩のできる公園があり、そこには、本当にささやかなのだが水琴窟がある。水琴窟とは、甕に落ちる水滴の音の反響を楽しむものだ。リンク先に詳しく説明があるので是非ご覧頂きたいのだが、素朴で幻想的で素敵な音だ。その公園が出来た子供の頃に初めて水琴窟というものとその音を知ったのだが、結構気に入っていた。

 その公園に寄ったことのないダンナが「行ってみたい」と言った瞬間に、水琴窟のことを思い出した。「水琴窟があるよ」と意気込んで、その音を聞きに公園に立ち寄った。中を歩くのは10年ぶりくらいだろうか。歩いてすぐに公園の整備具合が気になった。水の多い公園なのだが、場所によっては、水のよどんでいるようなにおいがする。残念に思いながら、水琴窟を目指す。水琴窟を覗くと、とてもではないが手入れされていると言えるような有様ではなく、音はさっぱり聞こえなかった。なんてこと!

 落胆しながら公園内を散策して戻る。遊び場では親子の姿が見えるし、地元の人にはそれなりにまだ愛されている場所なのだと思う。しかしながら、もう少し手入れをした方がよいのではと感じる場所が多かった。なんとかならないかなあ。勿体無い。折角の水琴窟も是非復活して欲しい。